社内コミュニケーションに関するアンケート調査の結果を見てみよう
突然ですが、あなたが働いている会社の社内コミュニケーションは十分であると感じていますか?
HR総研が行った調査によれば、なんと7割以上が「自社の社内コミュニケーションに課題あり」という衝撃的な結果でした。
今回は、「社内コミュニケーションに関するアンケート調査の結果」について解説します。
HR総研「社内コミュニケーションに関するアンケート2022結果報告」を分析
社内コミュニケーションは、業務を円滑に進めるために重要と考えている企業がほとんどです。
しかし、実際には多くの課題を抱えているという結果が出ています。
今回は、HR総研の「社内コミュニケーションに関するアンケート2022結果報告」について分析しました。
9割以上で「社内コミュニケーション不足は業務の障害」という意見
HR総研の「社内コミュニケーションに関するアンケート2022(https://www.hrpro.co.jp/research_detail.php?r_no=328)」によると、「社員間のコミュニケーション不足は業務の障害になると思うか」という問いに対して次のような結果でした。
・大いにそう思う72%
・ややそう思う21%
合計で、93%の人が「業務の障害になる」と考えていることがわかります。
さらに、「どのような業務において障害となるのか?」について、上位に入っているのが次のようなものです。
・迅速な情報共有83%
・部門間・事業所間の連携70%
・部署内のチームビルディング69%
最も多くの人が、業務の障害になると考えているのが「迅速な情報共有」であることがわかります。
7割以上で「自社の社内コミュニケーションに課題あり」という意見
それから、「社内コミュニケーションに課題があるか」との問いに対して、次のような結果が出ています。
・ややあると思う54%
・大いにあると思う19%
合計73%の人が、課題があると考えていることがわかりました。
中堅・中小企業で「経営層と社員間の課題」が最多の意見
また同調査では、「社内コミュニケーションに最も課題を感じる関係間」についても調査が行われています。
全体で上位に入っている関係間は次の通りです。
・経営層と社員26%
・部門間17%
・部署内の課長とメンバー12%
・部署内のメンバー同士12%
最も課題を感じるのは経営層と社員という結果ですが、部署内のメンバー同士も上位に入っています。
経営層と社員のコミュ不全は「目指す方向への認識の統一」が困難になると懸念
さらに同アンケートでは、「コミュニケーション不全により懸念される業務障害」についても触れられています。
全体で上位に入っているのは、次のようなものです。
・目指す方向への認識の統一45%
・迅速な情報共有40%
・業務へのモチベーション維持向上37%
つまり、コミュニケーション不全によって目指す方向への認識の統一が困難となってしまうのです。
社内コミュニケーションの重要性
業務を円滑に進めるため、組織として同じ方向を目指すためには、社内コミュニケーションが重要となります。
アンケート結果からもわかるように、コミュニケーションが不足すると様々な業務上の障害が生まれるからです。
社内コミュニケーションの目的
社内コミュニケーションの目的は、簡単にいえば、目的は円滑に業務を進めるためです。
業務を効率的に行うために、情報の共有や連携などが重要となります。
また、年齢や性別、職種の違いなど様々な人が働いていますので、社内コミュニケーションは非常に重要です。
社内コミュニケーションの課題
社内コミュニケーションの活性化は重要ですが、多くの課題もあります。
例えば、次のような課題です。
・社員の意識が低い
・効果を感じにくい
・気軽にコミュニケーションが取れない
社内には、様々な考え方を持った社員が集まっています。
そのため、コミュニケーションを重要と考えていない社員もいるのです。
また、コミュニケーションは数値が難しく、効果を感じにくいという課題もあります。
さらに、企業によってはコミュニケーションツールを導入しておらず、気軽にコミュニケーションが取れない場合もあるのです。
社内コミュニケーションを活性化できれば得られるメリット
社内コミュニケーションを活性化することで、多くのメリットが得られます。
新しいアイデアの創出・雰囲気の改善・離職率の低下・業務効率の改善などです。
情報共有が進んで新しいアイデアが生まれる
最も大きなメリットと言えるのが、情報を共有することで新しいアイデアが生まれやすくなることです。
同じメンバーで意見交換や情報を共有していても、新しいアイデアを生み出すのは簡単なことではありません。
ですが、社内の他部署の人などと情報を共有することで、新しいアイデアが生まれやすくなります。
社内の雰囲気が改善されて離職率が低下する
コミュニケーションの活性化によって、風通しの良い職場となります。
社内の雰囲気が改善されますし、人間関係も良好となるため、離職率が低下してしまうでしょう。
業務で困った場合に、社員同士が助け合うなどにもつながります。
業務が効率化して生産性が高まる
社員同士が上手くコミュニケーションを取っていれば、情報伝達ミスなどが大幅に減ります。
確認作業なども少なくて済むので、業務が効率化され生産性が高まり企業側にも大きなメリットとなるのです。
まとめ:社内コミュニケーションの成功は会社の利益になる
社内コミュニケーションに問題があると、業務がスムーズに進みません。
また、業務の障害にもなりかねませんので、活性化を組織全体で行うことが大切です。
社内コミュニケーションの成功は、社員同士の関係改善だけでなく、会社の大きな利益となります。
社内コミュニケーションの活性化には、チャット機能などさまざまなビジネス向けの機能を備えている「MEMBER-S」がおすすめなので、ぜひご活用ください。
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